dark tranquillity

karajishian2005-01-19

Character

ダークトランキュリティの新作の"Character"が予想以上にヤバいっす!
前々からネットなんかでは今回はいつも以上に速い曲が多いって評判は聞いていたけどホントに速い!
前作の"Damage done"もかなりの佳作って感じだったんだけど、今回はマジで最高傑作かも…!



曲調的には前作に一番近いけど、楽曲のブルータリティは更に激化していて、リフなんかが少し複雑でスラッシーな雰囲気になったかな。
とりあえず、一曲目からブラスト全開なのにはビックリした…!!1st以来ブラストなんて使ってるイメージ無いし、10年ぶりか!?
1stのファストさと邪悪さ、2ndのドラマ性、3rdのスラッシーさなどいい所取りの最高傑作!
曲作りにかなりの期間をかけたとの事なんで楽曲の質も高いし、サイコー!!!


ただ、二点挙げるとすれば、ギターの音が今までのきめ細かい感じの歪みでなく、荒削りな感じのディストーションサウンドな事と、以前は最高の美しいデスヴォイスを持つとまで言われたMikael Stanne(Vo)の声も低音重視の獣的なグロウルになってるんだけど、どちらも激しさを追求した結果なのかな。
少し違和感があるものの以前と同じサウンドだったら印象深い作品にならなかったかもね。
ミカエルのデス声は矢張り前の表現力豊かな声が素晴らしかっただけに勿体無い気もするんだけど、近年のメロデスバンドはIN FLAMESしかりSOILWORKしかりクリーンヴォイスを大幅導入してメロデスとは言えない雰囲気になってきたバンドも多い中であえて逆にデスメタルである事にこだわって激化する所が潔いと思ったし評価したいね。